キューバ葉巻をこよなく愛した英国の偉才チャーチルの歴史

「夢を捨てるとき、この世は存在しなくなる」-元英国首相ウィンストン・チャーチル

1965年に90歳で人生を終えたチャーチル。2002年には「もっとも偉大な英国人」で1位、2013年には「第16回 世界CEO意識調査」で世界のCEOが最も尊敬するリーダー1位にも選ばれました。

また、チャーチルが書き残した「第二次世界大戦回顧録」はノーベル文学賞を受賞。
そんなチャーチルは一体どのような歴史を歩んできたのか。決して順風満帆とは言えなかったチャーチルの歴史を辿ってみます。
 

歴史に名を刻んだチャーチル

チャーチル

1874年、政治家の父と米国人の富豪令嬢でもある母、第7代マールバラ公爵の祖父を持つ家系でチャーチルは誕生します。
学生時代は成績や品行も褒められたものではなかったようです。

軍人時代は、1895年のキューバ独立戦争に関心を抱きスペイン軍に従軍し英国からキューバに渡り、特派員記者として戦況を見守りました。
英国に帰還後の1899年には軍を除隊。特派員記者として潜入した戦場で捕虜となり命の危険に晒され脱獄。政治家になってからは幾度の落選、軍事作戦・経済政策で失敗するなど決して偉人と呼べる内容ではありません。

しかし、第二次世界大戦の真只中の1940年、65歳にしてようやく英国首相に就任。その矢先、欧州各国に侵攻していたアドルフ・ヒトラー率いるナチス軍から和平交渉されるも断固拒否します。そして英国に侵攻してきたナチス軍と攻防を繰り広げた末に見事ナチス軍を撃退しました。
その後、1943年にチャーチル、ルーズベルト、スターリンによるテヘラン会談によりノルマンディー上陸作戦を決行しナチス軍を圧倒。大きなダメージを与えられたナチス軍は完全降伏することになったのです。

しかし、この作戦にチャーチルは反対していました。過去に計画した作戦で50万人もの死傷者を出したからです。結果的に異論は覆ることはありませんでしたが人間らしさを感じさせます。
最善を尽くすためであれば反感をかってでも自分の信念を曲げなかったチャーチル。そして命の限り歴史の中心で奔走したチャーチルは、1965年に90歳で生涯に幕を閉じました。
 

今なお語り継がれるチャーチルの名言

チャーチルの名言

多くの失敗を経験しても信念を曲げることなく時代に立ち向かったチャーチル。ここではチャーチルが残した心打たれる言葉を3つご紹介します。

「どんなことでも、大きいことでも、小さいことでも、名誉と良識とが命ずるとき以外は断じてゆずるな。力に対し、ことに敵の圧倒的優勢な力に対しては、断固として絶対にゆずってはいけない。」
~ウィンストン・チャーチル~

「誠実でなければ、人を動かすことはできない。人を感動させるには、自分が心の底から感動しなければならない。自分が涙を流さなければ、人の涙を誘うことはできない。自分が信じなければ、人を信じさせることはできない。」
~ウィンストン・チャーチル~

「成功があがりでもなければ、失敗が終わりでもない。肝心なのは、続ける勇気である。」
~ウィンストン・チャーチル~

どのような相手や場面においても正しさを貫くために最善を尽くそうとした姿勢、政治に対する価値観、リーダー像が伺えます。チャーチルの中にある正しさを貫いた信念と覚悟が今なお支持を受ける所以なのかもしれません。
 

葉巻といえばチャーチル、チャーチルといえば葉巻

木の箱の中にキューバの葉巻、コニャックブランデー

歴史に名を残したチャーチルですが、最愛の妻クレメンタイン以外にもう1つ愛してやまなかったものが「キューバ葉巻」です。
いついかなる場合でもキューバ葉巻を口に咥えた姿は印象深く、いかにキューバ葉巻を気に入っていたかがよく分かります。
これほどまでに愛したキューバ葉巻は、キューバ独立戦争で訪れた時に出会いました。その時のチャーチルは「キューバでは葉巻と昼寝の習慣を身に付けた」とも伝えています。

また「私の好みはシンプルだ。最上のものがあればいい」という言葉から、良質な葉巻の産地で作られたキューバ葉巻は、チャーチルにとって最上だったに違いありません。
晩年にもキューバに再訪し、アインシュタインやヘミングウェイなど偉人に愛された腕時計ブランド「クエルボ・イ・ソブリノス」のブティックにも立ち寄りました。そして新たに愛すべき「最上のもの」と出会ったのです。
キューバとの出会いがなければ、葉巻を口に咥えたチャーチルは存在しなかったかもしれません。
 

世界限定100本新作モデル「ロブスト・チャーチル サー・ ウィンストン」

チャーチルがキューバに再訪した時に立ち寄ったクエルボ・イ・ソブリノスから、2022年2月に世界限定100本の新作モデル「ロブスト・チャーチル サー・ ウィンストン」が発売。
コレクション名の「ロブスト」とは太く短い葉巻の呼称で、チャーチルが愛した太く短いキューバ葉巻を表現した言葉です。
チャーチル サー・ウィンストン
しなやかなライン、サイドからラグにかけて段差が設けられたステップドケース。リューズは懐中時計を参考にしたレバー構造を採用。リューズと手首の干渉を抑え、シンプルで無駄のないデザインを実現。
さらに緻密で繊細なギョーシェ模様にガソリンブルーのダイヤル、ダークブルーで光沢あるルイジアナ・アリゲーターストラップからは強さと儚さが感じられる。

シースルーのケースバックには「態度とはちょっとしたものだが、それは大きな違いを生み出す」というチャーチルの言葉を刻む遊び心も。
確固たる信念を持ち人生を楽しんだチャーチルの生き様がこの1本に詰まっています。

>>ロブスト・チャーチル サー・ウィンストン
 

最後に

チャーチルが歩んできた歴史をご紹介して来ました。
失敗を重ねてきた姿は人々に共感を与え、どんな困難にも信念を曲げず立ち向かう姿に人々は憧れを抱いたのではないでしょうか。
そして世界限定100本新作モデル「ロブスト|チャーチル サー・ ウィンストン」を身に付けることで、チャーチルが好んだ「最上のもの」を感じることができるでしょう。

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